ハナさんキッチン

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通信の秘密と振り込め詐欺

年末の総選挙で圧勝した自民党は、憲法改正に向けて動き出すようです。
自由民主党は、憲法改正が結党理由の一つなので至極当然の流れですね。

憲法改正というとすぐ9条のはなしになりますが、ハナさんは「通信の秘密」に注目しています。

憲法 第二十一条  集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
     第2項  検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

昔、マイアミバイスというアメリカのテレビドラマのなかで、主人公の刑事たちが麻薬取引の対象者の通信を傍受していました。
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アメリカ映画では通信傍受や隠しマイクの使用が当たり前に行われています。現実でも頻繁に使われているからですね。

さて、振り込め詐欺などの詐欺の被害額は昨年845億円と凄まじい金額です。一度で振り込まれる額もかなりのものです。
そして、この振り込め詐欺などは、電話で相手をだます事に特徴があります。ニセ電話詐欺という表現をしている新聞社もあるようです。

ところで、海外では振り込め詐欺の被害がほとんどないと言われています。離れてすんでいる家族どうしのコミュニケーションが日本より濃いからとか、その原因はいろいろあるようですが、ハナさんは通信傍受が振り込め詐欺の抑止につながっているのではないかと思っています。

怪しい電話の通信を傍受して、騙している最中に犯人と被害者を突きとめられれば、犯人はすぐに捕まえられるのではないでしょうか。
そして、捕まるかもしれないと考えれば、犯人も犯行しなくなるんじゃないでしょうか。
外国で振り込め詐欺が少ないのは、通信が完全に秘密ではないと言う認識を、犯罪者がもっているからじゃないかと思う訳なのです。

そもそも日本国憲法では通信の秘密が無条件で護られています。無条件で守られているものには内心の自由もありますが、頭の中の考えを強制させられないのは合理的ですよね。
国民の権利に関する他の条文の多くは「公共の福祉に反しない限り」自由なのです。

「公共の福祉」というと英語の直訳の様ですね。日本流に意訳すると「 世間 」「皆様」でしょうか。つまり犯罪とかで他人に迷惑かけてる人の権利は制限するよ、という意味と解釈されています。しかし、通信の秘密にはこのような条文はありません。

通信の秘密がこれほどまで保証されたのは、アメリカの占領政策にあると疑っています。
アメリカの通信を日本政府が傍受したらいろいろ困ると思ったんじゃないんでしょうか。

アメリカ政府の職員と、日本人の協力者が何かごにょごにょするときに、その秘密がばれたら困ると考えて憲法にこの条文を入れたんじゃないかと思うわけです。

憲法改正で、通信の秘密を住居の不可侵くらいにすれば、振り込め詐欺を防止できるんじゃないかと期待しています。

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通信の秘密が制限されたら困るんじゃないの?という人もいるかもしれませんが、あなた逮捕されたことあります?捜索受けたことあります?ということです。

普通の人には問題ないんじゃないでしょうか。
でも、犯罪者にとっては脅威になるはずです。

国会議員の皆さん、ぜひ改正をお願いします。