ハナさんキッチン

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JAは世界と戦うべき

農協改革に対して全国農業協同組合中央会(JA全中)が抵抗しています。

佐賀県知事選では農協を敵に回した自民党は惨敗しました。

安部首相は「脇役に徹してもらいたい」とまで言ったそうです。

 

農協がやっているお仕事は、農林水産省のホームページ(子ども向け)によると、

  • 指導事業~農家の経営・生産技術などの指導やくらしのアドバイス
  • 購買・販売事業~農作業に必要な生産資材など必要な物を安く仕入れたり、農家にかわって農産物を販売する
  • 共済事業~農家の人からお金を集めて積み立て、病気、事故、天災、火事などに備える
  • 信用事業~農家の人のお金を預かったり、農業機具などを購入する際にお金を貸し出す

だそうです。農業関連・物販・保険・銀行ということですね。

ライバルの民間企業は、スーパー、商社、生保、損保、銀行、等々ということで、今の農協改革が推進されている理由のひとつは、少し前の郵政民営化と同様に、金融政策の一環じゃないかと、私は疑っています。

NISAを推進したり、お金の流れを活発にしようとしている流れの一環ですよね。きっと。

こういう大きな政策が行われるときは、往々にしてアメリカ等大国の思惑が絡んできたりしています。

TPP交渉も大詰めのようですし、日本が弱くなるような改革はやめてもらいたいものです。

 

さてタイトルの「JAは世界と戦うべき」とは、JAのそれぞれの分野で世界に羽ばたいてもらいたいということです。商社としての農協、金融機関としての農協が、世界を又にかけて戦ってほしいのです。

日本の農産物を高値で外国に販売する。そして、そのためルートを買収し、そこからさらに利益を得て日本に還元する・・・

夢物語のようですが、井の中の蛙のように下部組織をちくちくいじめる(指導?)より、よっぽどいいですし、今までそうしていれば改革なんて話しは出てこなかったでのではないでしょうか。

現在のJA全中のいけないところは、知らない人が見ていると、ただの上納機関にしか見えないところだと思います。ピラミッドの頂点に君臨し、独自路線の経営に難癖をつけ、組合員から利益だけを吸い上げている・・・と実態を知らない多くの人は感じているのではないでしょうか。最近のテレビや新聞をみていると私はそんな風に感じます。

今こそ、世界に打って出る。そのため、足元の引き締めが必要だというなら、巨大組織であったほうがいいでしょう。そして、外資を獲得して、組合員にはきっちりと配当を出してもらいたいものです。

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農業は世界どの国でも国民の生命に直結する重要な産業です。ですから、他国で事業をやるには、外国政府と渡り合う情報能力、交渉力が求められます。

また、金融に関しては、投機的な感性も要求されるでしょう。

農協がもっと巨大になって、為替を動かすファンダメンタルズになってくれたら頼もしいものです。

 

農協には巨大組織に見合った巨大な利益を、外国から日本にもたらしてほしいのです。