ハナさんキッチン

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消えたそろばん部隊

はてなブログを読む若い方々はきっと知らないと思いますけど、昔の会社の経理とかにはそろばん部隊というものがございまして。
あっちでパチパチ、こっちでパチパチ計算して決算書とかの計算をしていたそうでございます。

そろばん

そろばん部隊がいない規模の会社でも、経理だとか金勘定をする部門では算盤(そろばん)が必須でした。

現在のオフィスでソロバン使っているとこある?
ないよね。
ソロバン部隊が姿を消したのはいつでしょうか?

消えたソロバン部隊

ソロバン部隊が会社から姿を消したのは、電卓やコンピューターが普及した頃ですね。

「答え~一発!カシオミニ♪」のコマーシャルとともにソロバン部隊は姿を消したのです。

まるで見ていたかのようですが、ハナさんの生まれる前のことですからね♪

それはさておき、ソロバンという頭脳労働?はコンピューターに置き換えられたのです。

現在、コンピューターは更に進んで、大型計算機と言われたものはサーバー群になり、電卓はパソコンに、タブレットに、スマートフォンに変わりました。

コンピューターの登場で、ソロバンという頭脳労働?の職場が奪われました。

機械は人の仕事を奪うか?

さて、なんでソロバン部隊のことを書いたかというと、だいぶん前にニャートさんのこちらの記事を読んだから。

nyaaat.hatenablog.com

それで、この記事にこんなブクマが…

非正規雇用者のサイレント革命(原案) - ニャート

勘違いも甚だしい。AIは給料が高い仕事ではなく定型作業から奪っていくし、定型作業のAI化が進めばそれだけ正職員数も減る。あと物々交換なんて強力な交渉力を持たない人にとっては不平等そのものだからな。

2017/05/06 20:39

b.hatena.ne.jp

これらのことについてはサイバーメガネさんこと斎藤さんが記事にされています。

hatebu.me

なので、ハナさんが記事にするまでもないのですが、ちょっと触れさせていただきます。

 

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コンピューターの普及で定形作業はすでに奪われている

ソロバン部隊の例のとおり、コンピューターの登場でソロバンの出番はなくなりました。

タイピストをご存知ですか?タイピストならドラマでみたことありますよね?
ほら、去年放送してたNHK朝の連ドラ「トトねえちゃん」でトトねえが商社でやってたメモや手書きの書類をキレイにタイプするお仕事です。

タイピストもワープロの普及で姿を消しました。

電話交換手って知ってます?
電話って昔は電話局に電話して交換手に繋いでもらってたんですよ。
ハナさんバアが若い頃やってたって…終戦直後?
今や電話交換もインターネット・プロトコルで動いているそうですね。
コンピューターの登場以前に、電話交換機の登場で職を奪われていた人もいたのです。

コンピューターの普及により、頭脳労働の定形的な仕事はすでに奪われているのです。

AI(人工知能)は給料の高い仕事を奪うか

4月24日、テレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)でこんなニュースを放送してました。

日本生命保険は「日生ロボ美」と呼ぶロボットを6台導入。見た目はただのパソコンですが、顧客の住所変更を人間の約10倍の速さでこなすうえ、ミスもしません。現在16の業務を担当し、およそ20名分以上の仕事をこなしています。

人間の代わりに機械が事務作業を行う仕組みは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれています。

単純な事務作業以外にも、RPAの活用は広がりつつあります。AI(人工知能)を活用したコールセンターでは、客の話した内容をAIが認識し、重要だと判断したキーワードを選んで表示。オペレーターがクリックすると、マニュアルから関連する項目を表示します。未経験者でも客に応対できるようになる

人手不足の“救世主”に!? 「ロボット社員」の実力は:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京

日本生命では20名分の仕事をするロボット「ロボ美ちゃん」を導入し効果を上げているそうです。

将来オフィスからOLさんがいなくなりそうですね…

機械化でブルーカラーの職場が減ったと言われていますが、コンピューターの導入でホワイトカラーの仕事が奪われ、その流れはAIで加速する訳です。

投資の世界でも「ロボットアドバイザー」を使う会社が多くあります。
秒速取引とか機械取引もありますよね。

複雑な頭脳労働の分野へも少しずつコンピューターが進出しているわけです。

ロボットの登場で工場労働者はいなくなる?

上で機械化でブルーカラーが減ったと書きましたが、一時期「無人工場」というのが話題になりましたね。無人工場は工場長やロボットの保守管理などの管理者が数人いるだけで製造自体はロボットが行う工場です。

それから、以前WBSで汎用工業用ロボットの紹介で「1台200万円なんです」「パート従業員1人雇うのと同じくらいですね!」って会話をしていた事がありました。いつの放送だったか覚えていませんが、従業員を雇うよりロボットのほうが良いような感じで紹介してましたよ。

工場労働者も工業用ロボットの普及で職場が減っているのですね。

人の仕事はなくならない

それじゃあ、人の仕事はなくなってしまうのか?

ハナさんはなくならないと思います。過渡期にはむしろ増えるんじゃないかと思います。
コンピューターをはじめとするOA機器が登場してオフィスの電子化が進んだ時、ペーパーレスになると言われていましたけど逆に紙の消費量が増えました。手軽に印刷やコピーが出来るようになったからですね。ペーパーレスになるのはまだ先のようです。

インターネット通販が普及して街の本屋や百貨店などの小売業は斜陽産業となりましたが、物流のクロネコヤマトの宅急便や佐川急便とかは人手不足が深刻です。物流もロボットで配送する日が来るかもしれませんが、まだ先のようです。

このように物事が移り変わるときには、オフィスの紙のように、物流の人手不足のように不足するものが現れるのです。

ただし、不足するから値段が上がるとは限らないのですよね。
需要と供給がアンバランスだと言っても、経営者が欲しがっているのは安い紙であり安い労働力なんです。
あるいは1人で3人分の仕事をやってくれるチョ~有能な人材…

政府は「人件費を上げてその分の費用は価格に転嫁して物価を上げようよ」と一生懸命旗を振っていますけど、なかなか企業は動き出しません。
チキンレースみたいですね。人件費を上げたら負けだと思っているのでしょうか?
人件費を上げないと、みんな崖から落ちてしまいますよ?

それから、工場などの製造現場ではNC工作機というものが普及していますよね。数値制御で動く旋盤とかです。これも3Dプリンタや3D工作機にとって変わるかもしれませんが、部品をデザインするのは人間です。

人の仕事は形を変えてより高度に、独創的に、専門的なものが求められていくことでしょう。
人が人に求めるものが変わってくるからです。
それに対応できない人は機械を買うよりも安い賃金で働かざるをえなくなるかもしれません。

まとめ

 コンピューターの普及や一般化で、すでに頭脳労働の多くは減少している。

人が人に求める仕事が変わるから人の仕事はなくならないけど、賃金は安くなっていくでしょう。