少し前に、財務大臣兼副総理の麻生太郎さんはこう言いました
カードを持ちたくなければ持って行かないでいい。その代わり、その分の減税はないだけだ
「カードなければ減税ないだけ」 消費税還付案で麻生氏:朝日新聞デジタル から引用
マイナンバーカードをつかって、どこの誰が、何時ドコでいくら物を買ったか記録して、相応の税金を還付するという考え方です。
批判がいっぱいですけど、ハナさんは合理的で良い考え方だと思います。ただし、アナログな方法では対応しきれません。情報通信の技術が必要ですね。
以前、ハナさんは
という記事を書きましたが、ずるいことをする人がズルいことをするのを防止するには、すべての個人の記録を一元的にキッチリと管理すべきだと思う派です。
それでハナさんはもう一歩進めて、現金を廃止すれば良いのではないかって思うんですよ。
現金の廃止
「えっ? お金をなくすの? 何を寝ぼけたことを!」
という声が聞こえてきそうなので説明を。
お金とはなにか
皆さんご存知のお札。
よく見ると日本銀行券って書いてありますよね。
お金とは日本政府が流通を認めた貨幣と紙幣です。物やサービスと交換できます。
こういったものを現金といいますよね。
最近では、現金がなくてもクレジットカードや電子マネーで買い物ができます。
現金の廃止とは
ハナさんが考える現金の廃止と言うのは、クレジットカードや電子マネーとかの利用をどんどん進めて、ゆくゆくは紙幣や貨幣や商品券を禁止しようということです。
そうすれば、何時ドコで誰が何をいくら買ってどのように消費したか記録できますから、軽減税率も還付可能でしょう。
クレジットカードのポイント還元みたいに、自動的に還付できますよね。
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問題点
「SFみたいな夢物語だ」とかいう声が聞こえそうです。でも、昔はウルトラマンの世界でしかなかった、腕時計型のウェアラブル端末は今や現実に存在していますよね。
スマートフォンだって、ハナさんの子供の頃からは想像もできない機械です。
現金の廃止は、実現可能な技術です。
但し、問題は山積しています。
- 莫大なデータをどう処理するか
- その管理は誰がどうするか
- サーバーがダウンした場合の決済はどうするか
- 決済の時の端末はどうするか
- 個人が法人の金を扱う時はどうするか
- 個人間のお金のやり取りはどうするか
- お使いを頼む時はどうするか
- お小遣いやお年玉はどうするの?
- 間違えた取引を訂正するにはどうするか
- 個人を特定するのはどうするか
- 不正アクセスやなりすましをどのように防止するか
- データの改竄は防止できるか
つらつらと思うままに書いてみましたが、こんなに出てきました。その道の専門家が見れば鼻で笑われるレベルだと思いますけどね。
でも、こういったことをクリアできれば現金の廃止も実現可能だと思います。
そして、特定の個人が何時どこで何をしたか、「お天道さまはお見通しだよ」ってことにするんです。
税金の取り漏らしはなくなるし、必要な人へはしっかり還付できる。 確定申告も、きっと楽チンになりますよ。
個人をどうやって識別するの?
肉体を登録すれば良いのです。カードを無くしても大丈夫。
指紋や静脈、目の光彩、顔、DNA・・・・
プラチナデータみたい?