先日、ハナさんちのトヨタ・ノア平成18年式DBA-AZR60Gのエアバックに問題があるということで、トヨタ自動車からリコールのお知らせが来ました。
作業には3時間ほど時間がかかるそうなので、あらかじめ電話をして、代車を用意してもらい、ノアを入庫する日を決めました。
それで販売店に向かったのですが、お店には新型のノアが置いてありました。
前から、ハイブリットになったノアの乗り心地はどんなものだろうと関心があったので、試乗することにしました。
トヨタ・ノアハイブリットDAA-ZWR80G 特別仕様車 HYBRID X ”Delight Plus” 試乗
ハナさんが乗ったのは、トヨタ・ノア DAA-ZWR80G の特別仕様車、 HYBRID X ”Delight Plus”というものです。
今乗っている、9年前のノアと比較してみます。
ノアハイブリットに乗車
お店のセールスマンが、ドアの開け方から教えてくれます。
特別仕様車はスマートエントリー。鍵を持ってドアノブに触ればドアのロックが解除されます。
ドアについているボタンを押してもロックが解除できます。
ドアも軽く感じます。
ハナさんのノアは古いので、ヒンジが油切れでドアが重く感じるのかな?
座席に座ってみると、シートは、9年前のノアに比べて低い感じがします。
座面が低いと1BOX感が減りますね。
9年前のノアより、ドアの前あたりのガラスが低い位置にあることや、ピラーが細いので視界が広く感じます。見晴らしが良いと運転しやすいですね。
ハイブリッドノア・起動
エンジン始動よりも、起動という表現が的確なハイブリット車。
スマートエントリーですから、エンジンキーをひねる動作はいりません。プッシュスタートシステムのスイッチを押すだけです。
プリウスと同じで、スイッチを押してもエンジンは動きません。表示ランプがつくだけです。
9年前のノアのセンターメーターがあったあたりに、4.2インチのマルチインフォーメーションディスプレイがあります。
ハンドルの左にマルチインフォーメーションディスプレイを操作するゲームパッドみたいなものがついています。
マルチインフォーメーションディスプレイは、十分認識できる大きさですが、7インチくらいのサイズのほうが良かったのではないかと思います。
出発
シフトレバーを右に動かし、チョンと下に入れるとDレンジ、ドライブに入ります。手を離すとシフトレバーは元の中央の位置に戻ります。
パーキングブレーキのフットブレーキを左足で踏んで外して、右足のブレーキを離すと、クリープ現象のようにゆっくり前に進みます。
この時はエンジンはかかっていません。モーターでゆっくり進んでいるのです。
ハンドルを回すと、軽い軽い。パワーステアリングがよく効いています。
ハナさんの9年前のノアがダメなのかな?
道路に出る前の一時停止。ブレーキも軽いですね。良く効きます。
ハナさんの9年前のノアはブレーキの効きが甘くて結構強く踏んでしまうんです。
道路に出てアクセルを踏むとモーターの音とともにエンジンが動き出す音がします。
エンジンで加速したところで、信号で停止。エンジンが停まって静かになります。
エンジンが止まっていても、エアコンは止まらず静かに動いています。
この静かさだけでも、ハイブリットにしようかなあって思いますね。
坂道発進・登り、下り
ハイブリットで気になっているのが、坂道の上りや下りの走り。
試乗コースは特に決まってなかったので、急な坂がある場所を走ってみました。
坂道発進
坂を走っていたら、信号が赤になって、運良く登りで停車。「ブレーキを離しても後ろに下がらないですよ」と、隣に乗っているセールスマン氏が言っていたので、上りの坂道でエンジンが止まっている状態でブレーキを離してみました。
ブレーキがかかっている状態のままでした。
「へぇ~、大丈夫ですねえ」
とセールスマンと話していたら、プシュ~という小さな音ともに不意に後ろへズルズルズル・・・
慌ててブレーキを踏みました。
「約5秒間しか止まりません。でもブレーキからアクセルへ慌てて踏みかえる必要はありません」
とセールスマン氏。
たしかに、止まっている時はブレーキ踏んでますものね・・・
5秒あれば、ゆっくりアクセルに踏み変えられますね。
上り坂の加速
ハイブリットノアのエンジンはプリウスα をベースにした、1.8リッター直4エンジン+モーター。
体感でどれだけの違いがあるか、上り坂で加速してみました。
アクセルをベタ踏みで上り坂を、規制の40km/hまで加速。
エンジンが唸りを上げ、モーターもアシストしている感じはするけど、ややもっさりした感じ。
1BOXに速さや敏捷性を求めるのは筋違いでしょうが、エンジンパワーは9年前のノアの2000CCエンジンのほうが優っている感じがします。
もっとも、その分ガソリンをたくさん消費しているのでしょうけどね。
追記:エコモードで走っていたかもしれません。
下りのエンジンブレーキ
ハイブリット車は坂道を下るときに発電するとか。
それではちょっと急な坂道を下ってみよう。
スルスル~ ・・・ ぐんぐん加速!
あまり発電している感じはしませんでしたね。
でも、モニターは発電マークでしたし、エンジンも止まっているようでした。
エンジンブレーキはシフトレバーを後ろに下げるそうです。
何もしないとニュートラルで坂を下っている時のような加速感を感じました。
試乗終了
確かめたいことがなんとなく分ったので、お店へ戻ります。
駐車場へバックで止めます。
車の後退もモーターです。バックだからモーターというわけではなく、低速はモーターなのだそうです。
バック走行でも、早くバックすればエンジンが動くわけです。
バックスピンターンとかもやろうと思えば出来るかもしれません。
日常生活では、まず無いでしょうけどね。
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新型ノア・ハイブリット DAA-ZWR80G 特別仕様車 HYBRID X ”Delight Plus”の、良い点・悪い点まとめ
まとめです。
良い点は、
- 静か
- 動きが軽やか
- 見晴らしが良い
- ヘッドライトがLED
悪い点は、
- パワーが無い
- 電池が室内に出ている
- 値段が高い
ことくらいですね。
総合的に見て「良い」です。
マルチインフォーメーションディスプレイを7インチくらいにして、バックモニターと兼用にしたらもっと良いのではないかと感じました。
買おうか買うまいか・・・
ハイブリットノア、高いですよね。
でも、もうすぐ、レーダーブレーキサポートとかが付いたモデルが販売予定だそうで、その分今のモデルを値引きしてくれるみたいです。
安全装備がつくと、自動車保険(任意保険)が安くなったりするので、安全装備はついていたほうが良いですね。
自動車保険も結構な金額ですから馬鹿になりませんよ。
今は政策で、ECOカー免税をやっているので、ハイブリットノアを買っても、取得税や重量税がかかりません。これも今年度までだそうですが、また延長するのではないかと期待しています。
消費税増税も間近に控えていますね。
買うなら早いほうが良いかもしれませんが、なにぶん先立つモノが心細いので・・・
買いました
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