読みました。
「 今すぐ妻を社長にしなさい」を。
この本を手にとったのは、シアンさんのブログにハナさんの記事が言及されて、その記事の中で、
副業でかなり稼いでいるサラリーマンもいると思うんですよ。
会社が副業を禁止している場合、結婚されている方は奥様が専業主婦の場合、奥様の名前で確定申告されている方もいらっしゃるとか。その場合、奥様が形だけ事業主になっている状態だとおもうんですよ。
そう、奥さんを社長に。
と紹介されていたからです。
ふむふむ、ハナさんママが社長になれば良いのですね。
目次
どうしてそんなにお金が貯まるのか
この作者坂下仁さんは、メガバンクの現役の銀行員です。
将来に備えて株取引で資産を築こうとしましたが、逆に投資に失敗して借金を抱えました。
そこから、妻に賃貸アパート経営をさせて、節税効果をフルに発揮して5年で借金完済したうえ、数億円を資産をためたという話です。
ざっくり書くと、プラベートカンパニーを作って、奥さんを社長にすることで、
- 夫ひとりより、夫婦ふたりに所得を分散させたほうが所得税が安くなる。
- 法人は、損金の繰越や経費などで納税額が減らすことが出来る。
- 経費で自動車を所有し、自宅を社宅にすれば大きな買い物をしなくて良くなる。
- 法人の社員旅行に家族を連れて行く
といった事ができるのだそうです。
夫婦関係が良くなければ出来ない話ですよね。
でも、マイカーやマイホームといった大きな買い物がなくなれば、そのお金を資産形成に回せるわけですし、旅行や生活費の一部を法人が支払えばその分を個人が使えるわけですよね。
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ハナさんに応用できるかな?
坂下さんは「法人という魔法のマント」という表現を使っていました。
ハナさんの場合に応用できるのでしょうか?
収入が違うのでちょっと無理っぽい
でも、坂下仁さんは銀行員ですから、サラリーマンのハナさんパパよりも絶対に所得が多いはずです。
アパート経営をして成功したそうですが、家賃収入なら、毎月しっかりとした収益があることでしょう。
ハナさんママの収入は基本的にありません。このブログでお小遣い程度の収益があるくらいです。
社会保障や法人住民税が負担になる
法人になると、法人が様々な社会保障費を払わなくてはいけないはずです。
また法人住民税7万円は赤字でも支払い義務があります。
このブログの総収入は、法人住民税より、うんと安いです。
ですから法人を作った瞬間に赤字になります。
「株式会社ハナさん」は現実的ではない
本を読む前は、なにかうまいやり方があるのかと思って本を手にしたのですが、節税とか経費とかの前に、夫婦それぞれの収益が多くないといけませんね。法人としての収益が多くないと話の前提にならない気がしました。
稼げるあてのある方は参考になると思いますよ。
と、言うわけで、ハナさんの場合は、このブログの稼ぎが全然ないので法人化には何のメリットもありません。
ハナさんママが個人事業主に
シアンさんのブログにも書いてありましたが、奥さんを個人事業主にしている副業ブロガーさんも結構いるのですね。
法人は無理でも、個人事業主でしたら、税務署に届け出するだけですから、簡単ですよね。
でも、ちょっと大変そうなことがあるのですよ。
複式簿記
個人事業主の青色申告には原則複式簿記への記録が義務付けられています。
青色申告の記帳は、年末に貸借対照表と損益計算書を作成することができるような正規の簿記によることが原則ですが、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳のような帳簿を備え付けて簡易な記帳をするだけでもよいことになっています。
これらの帳簿及び書類などは、原則として7年間保存することとされていますが、書類によっては5年間でよいものもあります。
コレがネックなんですよ。
会計の知識はハナさん夫婦共ありません。
今からお勉強しなくちゃいけませんね。
収益が全然ない
収益は、年末年始は良い感じだったのですが、ここ最近ガックリ落ちてしまいました。
このまま増加したら年末には申告が必要だと言われる38万円に達するかと思ったけれど、杞憂でしたね。
まとめ
ハナさん一家の場合は法人化するメリットがありません。
収益がどんどん増えれば、ひとまず個人事業主となるのが良いかもしれませんが、今の収益は、子どものお小遣い程度しかなくて、とても事業と呼べるものではありません。
最近頭打ちなページビューを改善させることが何よりも課題ですね。
お金の本質
最後にお金の本質について。
この本に繰り返し出てきますが、「お金は感謝の気持ち」なのです。
自分のために家をマイホームとして所有してもお金になりませんが、人のために家を建てて貸してあげれば、感謝としてお金が入ってきます。感謝の気持ちが多ければ収入も多くなります。感謝されることをしたり考えたりすることが大切ですよ、って書かれていました。
ブログもそうですよね。