思考実験。机上の空論。
給与所得者が、給料だけでFIREできるかって、考えてみたいと思います
で、結論は…
可能
です。
FIREとは
FIREとは、
Finance Independence Retire Early
の略で、
経済的自由による早期引退
のことを言います。
FIREのやり方
FIREのやり方は、生活費の約25倍、利回り6%以上の金融資産を持って、その資産を4%ルールに従い取り崩しながら生活する方法です。
4%ルールは、アメリカのトリニティ大学が発表した研究結果で、毎年、生活費の約25倍の資産の4%未満を切り崩しても、30年以上、98%の人は資産が残ったというものです
日本でやるには、楽天証券やSBI証券などのネット証券で、eMAXIS Slim 全世界株式などの手数料の安いインデックスファンドを積立購入し、複利の効果で生活費の25倍まで増やし、引退したあとは、楽天証券の定期解約で、少しずつ資産を取り崩して生活すると良いようです。
利回り6%の金融商品なら、4%を取り崩しても、差額の2%分の利息で増えます。もっとも、2%はインフレで資産の価値が減る分ですけど。
ちなみに、eMAXIS Slim 全世界株式の平均的な利回りは、今のところ年利9.52%だそうです。
1年間の生活費が仮に400万円ならば、その25倍は1億円になるわけで、タイトルの金融資産1億円は年間支出が400万円くらいを想定しています。
それじゃあ、給料だけで1億円は貯められるか?
給与所得だけで1億円も貯められるの?
金融庁という、国の機関のwebサイトに、つみたてシミュレーターがあります。
年間約100万円、月々83,000円を積みたてることができるとして、1億円貯めるのには、何年かかるのでしょうか?
そうです。
利回り6%なら、33年目には金融資産1億円を貯めることができるのです!
22歳で新卒で会社に入社したとしたら、55歳にはFIREできるんです!
…
え?
巷で言われているFIREって、もっと若くないって?
55歳なんて、あと少しで定年じゃないかって?
そのとおりです。
でも、定年延長で65歳まで働かなければいけないとしたら、それよりも10年早く退職して、好きなことで生きていけるんです!
複利の効果のなんと偉大なことでしょう
昔はできなかった
こんなことを書いている、アラフィフのハナさんはどうかって?
残念ながら、こんなにありません…
なぜならば、昔は、現在のように手数料が安い良い金融商品がありませんでしたし、インターネットで良い情報に触れられず金融リテラシーも低かったし、WEBサイトで簡単の商品が買えるわけでなく、NISAみたいに国が投資環境を整えていたわけでもなく、貯金をコツコツするのみでした。
複利を活かしきれなかったわけです。
まぁ、言い訳なんですがね
唯一、バブル崩壊直後の高金利の郵便貯金がわずかにありましたけど、お家に使っちゃいました…
いやぁ、ホント、今の人達は恵まれています。
- eMAXIS Slimのような手数料の安い良い金融商品がある
- NISAのような投資環境を国が整えている
- インターネットで簡単に投資ができる
- 情報が豊富で金融リテラシーを高められる
からです。
もっとも、それを活かすも殺すも今の人達次第なんですが
まとめ
サラリーマンは、会社からの給与だけで、1億円を貯めてFIREすることは時間をかければ理論上可能です。
そのためには支出削減と収入増加をやらなきゃいけません
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
世界にひとつしかないお金持ちの方程式|新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ|橘玲 - 幻冬舎plus
と橘玲さんが書いているとおりですね