官邸ドローン事件で一躍有名になったドローン。
と言っても、ネットをよく見ている人なら、数年前から「簡単に空撮ができるアイテム」として認知されていたのではないでしょうか。
ただ、知らない人は、「事件が起きるから危ない」みたいな反応をします。
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会社のおじさんたちも意見がわかれていて、雑談をしていると、
- あんなものがあるから事件が起こるんだ派
と、
- 新しいものも受け入れなきゃ派
に別れる感じがします。
これは、スマホやLINEへの反応と同じような気がします。
スマホを活用しているおじさんは、LINEも肯定的で、上手に付き合えば便利なものという認識です。
ところがガラケーおじさんは、「LINEなんかやる奴は出会い系をやるいかがわしい奴だ」的な反応をします。
官邸ドローン事件の時もそんな反応をしました。
お昼休みに一緒にテレビを見ていたら、ドローンの規制のニュースがやっていました。ガラケーおじさんは「こんな事件が起きればやらなきゃいけないな」と、規制は当然的なコメントを言っていました。
そこで私が「空の産業革命とか言われている分野で宅配や危険な場所の調査等の研究が進められているけど変な規制があると萎縮しちゃうのでは」と規制に否定的なコメントをしたら、怪訝な顔をしました。
ガラケーおじさんにとってはドローンは「危険なおもちゃ」くらいの認識なんでしょう。
さて、規制については必要かもしれませんが、現在検討されている登録(届け出)制については懐疑的です。テロの予防になるのでしょうか。
それよりも先にやることは、飛ばしていけない場所と、飛ばす場合の届け出や、届出なしで飛んだ場合の措置ではないでしょうか。
私の規制案を書いてみますね。
1 ドローンの定義
子供のおもちゃも規制するの? 滞空時間や積載可能かどうかで規制しては
ラジコンヘリやラジコン飛行機、飛行船、気球などもい一緒に規制しては
2 飛ばしていけない条件(禁止区域・禁止時間・禁止場所)
皇居や総理官邸、国会、大使館等の重要な施設の近く
要人が来るとその周囲は個人の敷地内でも飛ばすのが規制されるとか
暗い時間(日没から日の出までと、〇〇ルクス以上)
人が集まる場所(落ちたら危険)
線路や道路の上(事故が起きたら大変)
公共の場所(落ちたら危険)
3 飛ばす場合の届け出(許可)
警察か運輸省かどこかに届け出る
研究や業務であっても届け出
届け出すれば、1の飛ばしていけない場所でも条件付きでOK(許可制)
遠くからでも識別できる何かをつける(目視と無線の符号)
4 届出なしで飛んだ場合の措置
公権力がドローンを破壊しても可(撃ち落とされてもやむなし)
飛ばした人に罰則(飛ばしただけで罰金、被害が出れば刑法よりプラスアルファ)
といったところでしょうか。
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ドローンの所有について登録制にするよりも、飛ばす行為を規制するほうが妥当なような気がします。
飛ばす行為のルール作りができれば、ドローンの産業活動への応用に前向きになるのではないでしょうか。
アベノミクス第3の矢ですよ。規制緩和がアベノミクス「3本の矢」ですよね。安部総理(^o^)
もっとも、他の法律とのかね合いもありますから、法律の専門家が集まって、日本の競争力を損なわない、優れた規制案を考えてくれるものと期待しています。