電子ピアノって、とっても重いんですよ。
ハナさんちの電子ビアノはKORG(コルグ)のCONCERT C-520
娘ちゃんは小学校低学年から中学1年生頃までピアノを習っていました。その頃買ったのですね。
調べたら2006年製でした。11年前です。
もう使わないので売ろうと思いますが、コレがなかなか大変だったのですよね…
- ピアノの出張買取はたくさんあるけれど電子ピアノはあまりない?
- KORG C-520を運んでみた
- 電子ピアノKORG(コルグ)C-520をハードオフで売った結果
- 重い電子ピアノを運んで売ってみて思ったこと
ピアノの出張買取はたくさんあるけれど電子ピアノはあまりない?
コルグのC-520は電子ピアノですけど、重厚感があって立派に見えます。
11年前に16万円くらいで買ったもののようです。
ハナさん夫婦頑張りましたね。
それで、この電子ピアノは、重厚感があるだけでなく、実際に重いのです。
重量が53kgもあります。
リサイクルショップへ売ろうにも、簡単に運べません。
出張買取も電子ピアノは少ないんですよ。電子ピアノの出張買取を謳っているサイトはわずかしかありません。
テレビコマーシャルで「ピアノ売ってちょ~だ~い♪」ってやってますけど、あれは本物のピアノが対象なんですね。
色々ぐぐってみたところ、電子ピアノは楽器というよりも家電製品とみられるみたいです。
出張買取を頼んでも、出張料とかを取られたりしたら嫌ですよね。あげくの果てに「値段付きませんね。処分代くれたら引き取るけど」なんて言われたら嫌です。
だから、なんとかリサイクルショップへ運ぼうと考えました。持っていけばきっと買い取ってくれますよね。
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KORG C-520を運んでみた
以前、キーボードをハードオフに売ったことがあります。楽器を取り扱っているハードオフがあるのです。
そこならきっと買ってくれるに違いない!
さっそく運ぶぞ!
・・・
誰が?
・・・
重いものを運ぶのはやっぱりパパの出番ですよね。
ハナさん一家のみんなは、この年度末は忙しいのです。それに、ハナさんパパが運ぶって言い出したんですから頑張ってもらいましょう。
ハナさんパパ頑張る!
ハナさんパパが53kgのKORG C-520を運んでみることにしました。
まずはホコリを取ります。
本体と足の部分を取り付けているネジを外します。
ペダルのコードと、電源コードを外します。
真上に上げると電子ピアノ本体と足の部分が外れるのですが・・・重い!
重いって当たり前だよね、53kgっていったらハナさんパパとハナさんママの体重を足しで2で割った重量だよ!
人ひとりくらいの重量だよ!
電子ピアノ本体は幅約140cm奥行き約46cm高さ35cmくらいでかさばるんだよ!
人間を抱えて運ぶ感覚かもですね…
・・・
ハナさんパパは考えます…
柔道着の帯を使って…
ハナさんパパはひらめきました!
柔道着の帯を電子ピアノに巻き付けて、大型のボストンバックをたすきがけで運ぶ感じで電子ピアノを運べば良いんじゃない?
写真がないのでイラストで・・・
こんな感じ!
帯の長さを力が入りやすい長さに調整して・・・
エイ!
うぉ~!
持ち上がった~!
このまま移動だ!
試練の階段
電子ピアノはハナさんちの2階においてあります。
2階と1階を移動するには階段というものを使って移動します。
ハナさんちは建築基準法に適合した住宅ですから標準的な広さの階段です。でも、階段は人ひとりが移動できるサイズで決して広くありません。
それに結構急なんですよね。基準ギリギリの角度?
しかも、曲がり階段ですから、途中で方向転換をしなくちゃいけないんです。
長さ約140cm、重量53kgの大きな電子ピアノを持って…
ちょっと休憩
階段まで運んだものの、ちょっと休憩です。
ここから1階まで降りるのが大変です。
踊り場のところに腰壁があるのですが、コレがネックですね。
電子ピアノは長さ約140cmありますから、水平に運んでいては踊り場で回りきれません。
どうすればよいのだろう…
そうか!
回るのではなく、踊り場のところで電子ピアノを縦にすれば方向転換が出来る!
…といっても重さ53kgを縦にしたらどうやって支えればよいのでしょうか…
さいわい、腰高壁は角がありません。
縦にしなくても、45°くらいの角度に出来れば電子ピアノの向きが変えられるのではないか?
やってみよう!
柔道着の帯を調整して…
おりゃ~!
火事場のクソ力ってやつでしょうか、なんとか腰壁の上に電子ピアノを乗せて…
あっ、滑る!
おっも~い!
おりゃ~!
腰壁を超えられたぞ~♪
でも、腰壁を超えた今、ハナさんパパよりちょっと軽いくらいの電子ピアノを支えるものは何もありません。 早く階段を降りないと53kgの電子ピアノもろともハナさんパパが階段から転げ落ちてしまいます…
階段を、一歩、一歩…
歯を食いしばりながら階段を降ります。
(このまま落ちたら大怪我しちゃうのかな…電子ピアノが壊れて床に穴があいて大変なことになるかなぁ…やらなきゃよかったかなぁ…でもiMacを置く場所を確保するためには必要だし…)
こんなことをぐるぐる考えながら、1階までたどり着いて力尽きました…
電気カーペットの上のクッションの上にド~ン!
と置き(落ち?)ました…
寒い冬なのに全身から汗が吹き出ます。
膝もガクガク、腕や腰がパンパンになったような気がします。
電子ピアノ持って階段降りただけなのにね…
床においたピアノが持ち上がらない!
かなり休憩しました。
水分補給して、汗が引くまでシッカリ休憩しましたよ。
疲れた体も体力が少し回復したみたいでしたから、再び床のクッションの上に置いた電子ピアノを持ち上げようとしますが…
重い
電子ピアノを脚から持ち上げたときは腰の高さの位置でしたし、階段も段差を利用して持ち上げましたから力が入ってなんとか持ち上がったのですが、床の高さでは力が入りません。重くて持ち上がらないのです。
オリンピックの重量挙げの選手って、すごいんですね。ヒザぐらいの高さから100kgくらいのバーベルを持ち上げるんですから。
ハナさんパパ考えます…
玄関の段差を利用してはどうか?
床の高さよりも楽に持ち上がるかもしれない。
電子ピアノの下に敷いたクッションで、フローリングの床を滑らせて玄関まで電子ピアノを運びました。引越し屋さんみたい?
電子ピアノに柔道着の帯を巻きつけ、スネくらいの高さの玄関の段差を利用して…
おりゃ~!
持ち上がりません…
シーソーのように…
ハナさんパパは考えます。
- 53kgの電子ピアノを一度に持ち上げるには高さが必要
- 少しずつ高く出来たら…
まずは、クッションから雑誌や新聞紙の束の上に電子ピアノの片側を乗せて…
次に、もう一方を椅子の上に…
グレーの四角が椅子です。
それで雑誌と新聞紙の束を足でさっと避けてすかさず椅子を下にはめ込めば…
かなりの高さになりました!
柔道着の帯で支えながら…
おりゃ~!!!
玄関を出て、一気に車の荷台まで運びます。
こういうときはトヨタノアハイブリッド ZWR80Gの広い荷台が役立ちますね。
この後、電子ピアノの脚とかを運びましたけど、本体の重さに比べれば鳥の羽のようでしたよ。(※比喩表現です。※個人の感想です。)
ピアノの脚は3つに分解できます。
左の脚、右の脚、中央のペダル遠くの突板。
ネジ止めしてあるだけですから簡単に分解できます。
電源コードや取扱説明書、CDロムとかを一緒に車に載せたら、ハードオフまでレッツGO!
電子ピアノKORG(コルグ)C-520をハードオフで売った結果
車を運転してハードオフへ。
店の窓口で店員さんに、
「電子ピアノを売りたいんですが…車に乗せてあるのですが…」
と申し訳なさそうに話しかけると、店員さんは元気よく、
「ありがとうございます!」
と言って、車からハナさんパパと一緒に電子ピアノを運んでくれましたよ。
男二人で運ぶと楽ちんですね♪
カウンターの上に電子ピアノの重い本体を置いて、電源を入れて査定が始まりました。
ハナさんは番号札を貰って店内を見て回ります。
店内には古いパソコンから歴代のPlayStation、エレキギターやアンプ、スピーカーまで色々なものが置いてありました。なかなか良いお値段で売っていますよ。
そして、お客さんもチラホラいて商品をじっくり見ています。
(結構な値段で買ってくれるかも…)
淡い期待が湧き出てきます。
古本とかは1割で買ってくれるのが目安だって言うし、電子ピアノは全然壊れてないし、苦労して運んできたんだし、ネットでググったら3万円くらいでオークションに出てたし、きっと結構なお値段で買ってくれるよね。
「番号札○○番のお客様カウンターまで起こしください」
ハナさんパパが呼ばれました。
いくらになったでしょう?
11年前約16万円で買ったKORG(コルグ)C-520。
ハードオフで売ったお値段は…
・・・
店員「4,000円でいかがですか?」
こういうときって、交渉できるのでしょうか?
でも、今さらお店から重い電子ピアノを運び出すことも出来ませんし、もうちょっと高く買ってくれてもよいのになって思いながらも、処分するつもりで運んできたのですから、
「はい」
と答えて、4000円で売りました。
重い電子ピアノを運んで売ってみて思ったこと
これからピアノを始めようとか、子供の習わせようとか考えている親御さんも多いかと思いますが、
- 本格的にやるなら本物のピアノ
- ちょっとやるだけなら電子ピアノ
という2択で考えると思います。ハナさんちもそうでした。
ちょっとやるだけなら重厚な電子ピアノではなくて、軽めの電子ピアノの、
や、
が軽いからおすすめです。
電子ピアノの良いところは打鍵感があって本物のように音の強弱や音の余韻が楽しめるところですが、電子ピアノの重量と電子ピアノの技術的なところはほとんど関係ありません。
なので、見栄を張るために重くて立派なものを買うのではなくて、良い音をだす技術がシッカリとしたコンパクトで軽い製品を選ぶのが、後々のことを考えると良いと思うのです。
以前3万円くらいのキーボードをハードオフで売ったときの買取価格は3000円でした。
今回の電子ピアノは4000円。
リセールバリューを考えて電子ピアノを購入しようという人はいないかもしれませんが、買ったものはやがて使われなくなり処分する日がきます。そのとき後悔しないことも良い買い物の条件のような気がするのです。