イギリス国民はEUからの離脱を選びました。
ハナさんは離脱しないと思っていましたけど、イギリス国民はヨーロッパではなく、イギリスを選んだのですね。
日本語ではイギリスといいますが、正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」です。
- イングランド
- スコットランド
- ウェールズ
- 北アイルランド
の4つの国(地域)で構成されています。
このうち、イングランドとウェールズはEU離脱派が多く、スコットランドはEU残留派が多かったそうです。
スコットランドといえば、以前ユナイテッドキングダムから独立するかどうかの国民投票がありましたよね。
その結果は残留でしたが、今回のEU離脱がスコットランド独立の火蓋を切るかもしれませんよ。
スコットランド独立
2014年にスコットランド独立をするかどうかの選挙がありました。
結果は残留。
でも、連合王国がEU離脱を決めた今は状況が変わってきます。
イングランドよりも、EUの方が良いと考える人達が多ければ、スコットランドは独立することでしょう。
イングランドの通貨はポンド。スコットランドの通貨はユーロ。そんな日が来るかもしれません。
北海油田をめぐって争いが起きるかもしれませんね。
北アイルランド独立
北アイルランドは、1990年代までIRA(アイルランド共和軍 Irish Republican Army)などが活発に活動していました。
ミッキー・ロークの出世作「死にゆく者への祈り」もIRAの誤爆から始まりますね。
そんな北アイルランドですが、現在は平和な状態を保っています。
でも、今回のEU残留で風向きが変わるかもしれません。
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ウィグル独立
イギリスのEU離脱で経済は混乱します。
為替が不安定になり、株価は乱高下しながら下落し、消費も冷え込み、しばらくのあいだ世界経済は低迷するでしょう。
世界の工場になった中国にも影響が出るはずです。
中国は国内にいろいろな問題を抱えています。共産主義国家なのに貧富の差が激しくて、人民は中国共産党の事を心良く思っていません。
また、民族問題もあります。地域問題もあります。
そして、不動産バブルが崩壊するかもしれない危険な状態です。
これらの問題がEU離脱による経済の混乱で顕在化する可能性があります。
人民が武装蜂起したり、人民解放軍の統制が効かなくなる可能性だってあります。
中国国内で混乱が起きるかもしれないのです。
そして、中央アジアの新疆ウイグル自治区が独立して、本来の東トルキスタンに戻るかもしれませんよ。
台湾独立
ハナさんは台湾は中華民国、大陸は中国共産党の中華人民共和国であって、全く別の国家だと認識しているのですが、どうやらそうでもないみたいですね。
だから、イギリスのEU離脱にならって、台湾も中共からの影響を断ちきろうとするかもしれませんね。
世界の独立運動
他にも全世界には民族や宗教、経済対立から独立を主張している人々が多くいます。
今回のイギリスのEU離脱は、これらの独立運動に大きな影響をあたえるのではないでしょうか?
じわじわと世界地図が変わっていくような気がしてなりません。
ところで、こんな時に資産を守るのはやっぱり金(GOLD)?
イギリスのEU離脱で、株価が下がって、円が急騰しましたね。
金の価格も急上昇したとか。
EU離脱ですから金の価格は高止まることでしょう。更なる値上げもあるうるかな?
やっぱり実物資産が強いのかな?