ハナさんちの玄関の鍵が開けづらくなってしまいました。
錠に鍵は差し込めるんですけど、解除しようとすると、なにかが引っかかったみたいに回りづらくなるんです。
鍵は玄関に2つ付いていて、1つだけが引っかかります。
中からサムターンを回してロックを開ける時は引っかかりませんが、
外から鍵を使ってシリンダー錠を開けようとすると引っかかるんです。
なぜでしょうか?
もう何ヶ月も引っかかった感じのままで、どんどん悪化しているような気がするんです。
鍵屋さんに修理を頼もうかな。
それとも新しい鍵に買い換えようかな。
サムターンは回るんですから最近流行りのスマートロックにしようかな。
ちょっと迷っていました。
あっ、スマートロックってこういうやつね。ネット経由でサムターンを回すやつ。
でも、その前に分解して対策を考えてみよう!
原因は?
サムターンは回って、シリンダー錠に鍵を刺して回すと引っかかる。
ならば、原因はシリンダー錠にあるのでしょう。
シリンダー錠の構造からしても、引っかかるのは理解できます。
分解してみてみないといけませんね。
シリンダー錠の構造
シリンダー錠は、シリンダーの中にピンがあって、鍵の凹凸の形と、ピンの高さが合うと回転させることが出来ます。
図にしてみました。
ちょっと鍵とシリンダーがあっていませんね…
こちらのほうがよくわかりますね…
このピンが少し擦れてしまっていたので、シリンダー錠を分解した時、金属の粉がたくさん出たり、引っかっかったような感じになったのですね。
分解してみた
最初に、玄関ドアから鍵を外してみます。簡単に外れるでしょうか?
玄関の室内側のサムターンにネジが見えます。
これを回すと、内側のサムターンが外れます。
内側が外れたら外側のシリンダー錠も外れました。
思いの外簡単にはずれました。
ひっくり返すとこうなってます。
さらにネジを外して、カバーのプレートを外します。
中央のシリンダーを抜きます 。
引き抜いたシリンダーに鍵を入れてみます。
スムーズに差し込めますが、回すと引っかかりますね。
どうしたらスムーズに回るようになるのか…
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シリンダー錠にオイルを差してみる
ハナさんは考えた。
シリンダー錠のピンとピンの間、シリンダーの外側と内側の間にオイルを差せば、引っかかっていたところが滑ってシリンダーが気持ちよく回るようになるのではないか?
って考えたら、すぐに行動!
たまたま工具入れにあった、潤滑シリコンなるものを差してみよう!
ちなみに、写真の下の方の黒いのが金属の粉です…
潤滑シリコンを差したのは、シリンダー錠の隙間のとこ
これが正解か分かりませんが、1~2滴さしてみました。
すると…
なんと!
スムーズに回転するようになったではありませんか!
でも、ドアに組み込むとまた引っかかるかもしれない。
ドアの鍵として機能しなくちゃいけませんからね。
さっそく、サムターンとシリンダー錠でドアをサンドイッチにして、ネジで取り付けます。
鍵で、回してみると…
治った~!
もう一つの鍵よりもスムーズに回るようになりましたよ!
油切れだったんですね。
おわりに
シリンダー錠の隙間に潤滑シリコンをさしただけで長い間の苦労がなくなりました。もっと早くやってみればよかったな。
普段ドアの錠前なんて触ったことありませんでしたから、ちょっとおっかなびっくりでしたね。
構造がわかると、どこが悪いのかなんとなく分かることもありますね。
錠が回りづらくて「寿命かな?」なんて思っている方も、一度分解して油をさしてみるのも良いかもですね。
追記
ブコメでオイルより鉛筆の粉のほうが良いという意見をいただきました。
オイルは劣化すると良くないらしいです。鉛筆の粉が良いということですが、鍵から出てきた黒い粉は、金属の粉ではなくて鉛筆の粉だったかもしれません。
ハナさんの場合はとりあえず引っかかりがなくなったので良しとします。
また変化が出たら追記しますね。