ハナさんキッチン

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「とちかん」は「土地勘」ではなくて「土地鑑」が正しいと思う

先日、WBS(ワールドビジネスサテライト)をみていたら、「和歌山小5殺人の犯人に「土地勘」がある」と放送していました。

「土地勘」ではなく正しいのは「土地鑑」です。「勘」ではなく「鑑」です。

「鑑」は、「知識」「知っている」「わかる」くらいの意味ですかね。

デジタル大辞泉の解説
かん【鑑】[漢字項目]
[常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]かんがみる かがみ
1 反省の資となる前例や手本。「殷鑑(いんかん)・亀鑑(きかん)」
2 資料を並べて手本とする書物。「図鑑・大鑑・年鑑・武鑑・宝鑑・名鑑」
3 よしあしを見分ける。よく点検する。「鑑査・鑑識・鑑賞・鑑定・鑑別/清鑑」
4 身分・資格などを見分ける証拠。「鑑札/印鑑・門鑑」

だから、「その土地のことを深く知っている」のが「土地鑑」ですね。
良くある間違いですね。ワープロの誤変換ですかね。

「土地勘」では、「勘」、つまり、その土地のことを知らないかもしれないけど、あてずっぽうで行動した意味になるのでおかしいですよね。
その土地で暮らしている人しか知らない場所を知っているから「土地鑑」なのです。
犯人は地元の人かもしれないということですよね。

報道を見ていると、新聞もテレビも「土地勘」ってやっていますね。マスコミ用語ですかね?
土地鑑が正しいので、クイズ番組とかで「あれは間違いです」ってやってもらいたいですね。