以前、ドライブをしてたら、ラジオでどこかの社長さんが言っていました。
何処の誰だか分かりませんが、とても含蓄の有る言葉だと思いました。
誤解は当然、理解は偶然
世の中には、「俺の言ったことが分からんか!」と怒る社長さんは沢山いそうですが、きっとこの社長さんならわからないことを前提に丁寧に社員と接するのでしょうね。
「バカの壁」や「唯脳論」で有名な養老孟司氏によれば、人と人は繋がっておらず、相手を認識するのは五感の作用のみ。胎盤でつながっている母と子ですら、胎児の異常に母親は気づかない時があります。ヒトは視覚が発達しており、言語は進化の過程で後から出来たもの。言語はその人の属する社会(国、宗教、会社、学校、家族)により意味が異なり、それを統一(標準化)するのが教育です。
同じ言葉で説明しても、話し手と聞き手が同じ思いに至るのは難しいことなのです。
だから、「話せば分かる」ではなく、「問答無用」が世の常識なのですね。
それでは問答無用で良いかといえば当然よろしくなく、分かり合えるように努力する必要があるわけです。
そのため、学校で言語(国語)をはじめ、色々な知識を学ぶわけですよね。
学校のいろいろな行事や日常の作業も、その過程で共通認識を育むにはいいことです。教育とは同じにすることが目的ですから、「個性を伸ばす教育」は矛盾があります。「個性を潰さない教育」なら分かりますが。
このように、教育を受けると、同じ認識が出来て、誤解が少なくなります。
教育だけでなく、長く一緒に生活をした仲の良い夫婦なら、「あれ」「それ」だけで何か分かりあえますよね?
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タイトルの「誤解は当然、理解は偶然」
相手が理解してくれていると思って行動すると、痛い目に会うかもしれませんよ。
誤解されるのを前提に、誤解されないように相手と接して、理解し合えることができたらそれだけで喜びとする。そういう姿勢が何事においても大切なのでしょう。
ハナさんも、誤解されないよう丁寧にブログを書いていきますね。